鳥網
ダチョウ目
ダチョウ科
ダチョウ
分布・生息地 | アフリカの半砂漠およびサバンナ地帯 |
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習性等 | 現存する鳥類で最大。ダチョウをはじめとしてエミューやレアなど鳥でありながら飛ぶことができない「飛ばない鳥」は、いずれも体が強大で、走ることに適応したつくりをしている。これらを走鳥類ということもある。ダチョウは特に長くて丈夫な脚をしており、2本しかない指はまさに走りに適応し、時速50km以上のスピードで走る。一夫一妻または一夫多妻の群れをつくり、巣は地面に掘られた浅いくぼみに数羽の雌が卵を産み、雄と優位雌が交互に抱卵する。 |
エサの種類 | 野生下では、草、種子、木の葉、花、小動物など。飼育下では、青菜、キャベツ、甘藷、人参、ダイコン、二種混合飼料など。 |
当園記事 | ミニサファリで飼育中。 (2024年6月現在) |
ペンギン目
ペンギン科
フンボルトペンギン
分布・生息地 | ペルー、チリの沿岸 |
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習性等 | フンボルト海流(寒流)に沿って生活し、日光に当たるのを好み、暑さにも強いといわれ、また繁殖も比較的容易であることから動物園などでもポピュラーである。 |
エサの種類 | 野生下では、各種魚類、イカ、オキアミ。飼育下では、アジ。 |
当園記事 | 雄と雌を飼育中。繁殖に取り組んでいる。 (2024年6月現在) |
コウノトリ目
トキ科
ショウジョウトキ
分布・生息地 | カリブ海沿岸の南アメリカサンパウロ地域に分布。 |
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習性等 | 放浪生活に適した特徴を持っており、条件が整えば素早く繁殖を始める。繁殖を好きなときに開始したり、逆に一回とばしたりすることができ、環境適応力は食物源を効率よく利用するために確立されたものであると思われる。 |
エサの種類 | 野生下では、昆虫、カエル、甲殻類など。飼育下では、オキアミ、アジなど。 |
当園記事 | フライングケージで飼育中。 (2024年6月現在) |
シロトキ
分布・生息地 | 北アメリカ南部から南アメリカ北部の海岸やマングローブ林に生息。 |
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習性等 | 大きな群れで生活し、雄が巣材を集め、雌が水辺の樹上などに巣を作る。一度に雌が産む卵数は4個前後で抱卵期間は3週間程。抱卵、育雛とも雌雄共同で行う。 |
エサの種類 | 野生下では、甲殻類、カエル、小魚、昆虫類などの小動物。 |
当園記事 | フライングケージで飼育中。 (2024年6月現在) |
アフリカクロトキ
分布・生息地 | パキスタンやネパールからインド、スリランカ、中国北東部、ベトナム、ジャワ島(まれにスマトラ島)にかけて分布し、繁殖する。冬は中国南部、ブルマ、タイ、スマトラ島、フィリピンでも見られる。 |
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習性等 | 他のコウノトリ類やサギ類などと一緒に群れを形成し、水辺の高い木の上に営巣する。かつては日本でも繁殖していたが、近年は記録が減少気味で、西日本にまれに渡来するに過ぎない。 |
エサの種類 | 野生下では、甲殻類、カエル、小魚、昆虫類などの小動物。 |
当園記事 | フライングケージで飼育中。 (2024年6月現在) |
フラミンゴ目
フラミンゴ科
ベニイロフラミンゴ
分布・生息地 | アメリカのフロリダ半島の先端、バハマ諸島、キューバをはじめとする西インド諸島、ガイアナ、ベネズエラ、コロンビアなど南アメリカの北部沿岸、メキシコのユカンタン半島など、カリブ海周辺の島々や海岸、およびガラパゴス諸島に分布。汽水水生や温水性の浅い潟や湖に生息。別名キューバフラミンゴともいう。 |
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習性等 | 非常に集団性が強く、5万羽、10万羽という群れを見ることは珍しくなく、このピンク色の鳥の大群が密集しての採餌の様子や、頚とあしを前後に伸ばしゆるやかに羽ばたいて飛ぶ様子は世界でもっとも美しい光景の一つ。フラミンゴの中で最大。 |
エサの種類 | 野生下では、微小な藍藻、珪藻。飼育下では、フラメンフード、オキアミ、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
チリーフラミンゴ
分布・生息地 | 南アメリカのペルーからチリ南端にかけて、または東はブラジルからアルゼンチンにかけて分布。主に山地の塩水湖にすみアンデス山中の海抜4500mの高地にもいる。 |
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習性等 | オオフラミンゴの中でもベニイロフラミンゴよりひとまわり小さい。羽の色もベニイロよりは淡くピンクがかって見える。脚の真ん中の関節および脚先の指と水掻きの部分が赤い他は、脚が鉛色がかった黄色をしている。 |
エサの種類 | 野生下では、微小な藍藻や珪藻。飼育下では、フラメンフード、オキアミ、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
カモ目
カモ科
マガン
分布・生息地 | ヨーロッパの一部、シベリア、北アメリカ大陸極北部、グリーンランドなどで繁殖し、冬には南へ移動する。日本には冬鳥として渡来。 |
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習性等 | 水田、湖沼、干潟など餌をあさり、多くは群れで行動しているが、2羽またはつがいと若鳥数羽の家族群が単位となっている。急降下するときは体を左右に傾けてローリングをする。群れて飛ぶときは整然とした隊列を組む。 |
エサの種類 | 野生下では、穀類、草、水草など。飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
マガモ
分布・生息地 | 北半球の全域。冬に南に移動するものもある。日本へは大部分が冬鳥として渡来するが、一部日本で繁殖する。 |
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習性等 | 湖沼や川などに棲み、冬は内湾や岸近くの海上、都会地の公園の池などにいることもある。飛ぶときには隊列を組む。アヒルはマガモを原種としてつくられた。 |
エサの種類 | 野生下では、アマモ、エビモ、マツモ、アカウキクサ、ノビエ、ミゾソバ、ゲンゴロウ、ミズスマシ、カニ、ドジョウ、タニシ、カエル、小魚など。飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
カルガモ
分布・生息地 | 中国、朝鮮、日本、北は南サハリン・アムール |
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習性等 | わが国でも繁殖し、主に平野の湖沼・干潟に生息。水辺の草むらなどに草を敷いて巣をつくる。 |
エサの種類 | 野生下では、虫、水生昆虫、草の種子を水上、湿地、陸地で採食。飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
ツクシガモ
分布・生息地 | ユーラシアの温帯部に広く分布し、冬に南に移動する。日本には有明海などの干潟に渡来。 |
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習性等 | 体は白黒茶色で、嘴は赤色。カモ類では珍しく体色は雌雄同色だが、雄は嘴に瘤状の突起がある。名前は、九州の筑紫地方でよく見られることに由来する。広い干潟や湖に生息する。 |
エサの種類 | 野生下では、主に昆虫、甲殻類を採食。 飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
オシドリ
分布・生息地 | 日本、中国東北部に分布し、中国南部に渡って越冬するものが多い。日本では、全国で繁殖し、留鳥または漂鳥。 |
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習性等 | 雄の繁殖羽には、三列風切が変形した銀杏羽といわれる大きなオレンジ色の羽がある。山間の渓流、森林中の池などに生息。 |
エサの種類 | 野生下では、草の種子、水生植物を主に食べる。飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
シナガチョウ
分布・生息地 | 家禽 |
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習性等 | ヨーロッパ・アジアに生息するハイイイロガンとシベリア・アジア東部に生息するサカツラガンの2種を別々に家禽化したもので、サカツラガンを原種とするガチョウは2品種、ハイイロガンを原種とするガチョウは19品種ある。 |
エサの種類 | 飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
アヒル
分布・生息地 | 家禽 |
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習性等 | 野生のマガモを家禽化したもので、はじめ中国で行われたとされているが、エジプトではB.C.2000年位に記録がある。肉用、産卵用、装飾用など50品種ある。 |
エサの種類 | 飼育下では、鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
カナダガン
分布・生息地 | 北アメリカのカナダとアメリカ合衆国北部に生息。 |
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習性等 | 群れを成して生活し、ふつう北アメリカ北部で夏を過ごし、寒い季節になると南に渡る。まれに日本に渡来する。一夫一婦で、雌は一度に3~8個の卵を産む。オスとメスでは鳴き声が違う。 |
エサの種類 | 野生下では、草や穀類、果実などを主に食べるが、昆虫や小さい魚なども食べる。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
ヒドリガモ
分布・生息地 | ユーラシア大陸に分布。ヨーロッパ、シベリア寒帯部で繁殖し、熱帯地方まで渡り越冬する。日本では冬鳥として渡来する。 |
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習性等 | 湖沼、河川、河口などに生息する。 4月から5月にかけて、水辺近くの藪で巣を作り、1腹7個から11個の卵を産む。日本では、アメリカヒドリと交雑した個体が見られることがある。 |
エサの種類 | 野生下では穀類や草などの植物を好む。飼育下では鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
ホシハジロ
分布・生息地 | ユーラシア大陸に分布。ヨーロッパやシベリアなどで繁殖し、冬には南へ移動する。日本では冬鳥として渡来。ただし、北海道東部では少数繁殖する。 |
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習性等 | 湖沼、河川、河口などに生息する。水辺のヨシなどの茂みや、水面に浮かぶ水生植物の上などに巣を作り、4月から5月にかけて産卵する。 |
エサの種類 | 野生下では穀類や草などの植物を主に食べるが、昆虫や甲殻類も食べる。飼育下では鶏用配合飼料、青菜など。 |
当園記事 | 水禽池で飼育中。 (2024年6月現在) |
タカ目
コンドル科
ヒメコンドル
分布・生息地 | カナダ南部からフォークランド諸島、アメリカ大陸。 |
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習性等 | よく低空を飛びまわり、腐肉を嗅いで見つけ出すことができる。 |
エサの種類 | 野生下では、腐肉。飼育下では、鶏頭、アジ、馬肉、マウスなど。 |
当園記事 | 猛禽舎改修工事のため、現在展示しておりません。 (2024年6月現在) |
アンデスコンドル
分布・生息地 | 中央~南アメリカ大陸 |
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習性等 | 繁殖期以外は単独か小さい群れで生活している。餌をとるとき、学者によって考え方が違うが、目に頼ると言われる。 |
エサの種類 | 野生下では、弱った動物や死骸の肉、爬虫類、貝など。飼育下では、鶏頭、アジ、馬肉、マウス。 |
当園記事 | 猛禽舎改修工事のため、現在展示しておりません。 (2024年6月現在) |
タカ科
オジロワシ
分布・生息地 | ユーラシア大陸の中北部、アイスランド、グリーンランド、北海道の東部、北部。 |
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習性等 | 主に海岸の岸壁に棲んでおり、魚類を主食としているが、時には小獣を捕らえたり、ガンやカモのような大型の鳥を襲ったりすることもある。 |
エサの種類 | 野生下では、主食は大型の魚類(サケ・マス)で、水鳥やキツネの仔など。飼育下では、鶏頭、アジ、馬肉、マウスなど。 |
当園記事 | 猛禽舎改修工事のため、現在展示しておりません。 (2024年6月現在) |
ハクトウワシ
分布・生息地 | カナダ・アメリカ合衆国南部・アラスカの湖・川・海岸の付近。 |
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習性等 | 生きた動物を空中や地上で捕らえ、時には水中の獲物を捕らえることもある。鋭く曲がった嘴と足のつめを持っており、捕らえた獲物をしっかりとつかんで肉も引き裂いて食べる。 |
エサの種類 | 野生下では、サケ、カモ、キジ、ネズミ、リス類、ヘビ、トカゲなど。飼育下では、鶏頭、アジ、馬肉、マウス。 |
当園記事 | 猛禽舎改修工事のため、現在展示しておりません。 (2024年6月現在) |
オオワシ
分布・生息地 | 冬鳥。夏はカムチャッカ半島、オホーツク海沿岸、樺太北部に棲み、冬は少し南へ移動する。 |
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習性等 | 繁殖期以外は単独生活するが、生息数の多いところでは数十から数百羽が見られ、夜間は海に近い樹上で休む。 |
エサの種類 | 野生下では、開けた水辺などで魚やカモなどを獲る。飼育下では、鶏頭、アジ、馬肉、マウスなど。 |
当園記事 | 猛禽舎改修工事のため、現在展示しておりません。 (2024年6月現在) |