コモンマーモセットの赤ちゃん成長記録
2017年12月25日に産まれた「エム(オス)」と「イロハ(メス)」の仔、「ソラ」と「ダイチ」の成長記録です。
コモンマーモセットは、お母さんのお腹の中で約150日間育ちます。
10月28日(出産59日前)、頭数が増えてにぎやかになると思い、広い運動場のある部屋に一家でお引っ越しをしました。
12月25日、赤ちゃんが2頭誕生しました。
コモンマーモセットは通常1~3頭の子を出産します。
赤ちゃん2頭を迎え、エム、イロハ両親、1才4ヶ月上のマナ(オス)、10ヶ月上のカイ(オス)とフク(オス)、4ヶ月上のベビとビビと、総勢9頭の大家族です。
ミルクの時はお母さんのイロハに任せていますが、基本的にお父さんのエムが2頭をおんぶして、子育てを頑張っています。(^-^)
子供たちも赤ちゃんに興味津々で、おんぶをしたがります。
が、ベビとビビは、やはり赤ちゃん2頭を背負うと潰れていました。( *´艸`)
↑ イロハから赤ちゃんを受け取ろうとするエム。
赤ちゃんはまだ伏せて寝てる時間が長く、しかも親と同じ毛の色なのでなかなか見つけられないかもしれませんが、よーく見ると背中やお腹にくっついています。(*^_^*)
双子が生まれてから2週間あまり。
家族の愛を受けて、すくすくと成長しています♪
生まれて数日は寝ていることがほとんどだった赤ちゃんですが、最近では目を開けて顔を起こしている時間が以前よりも少し長くなってきたので、赤ちゃんを少し見つけやすくなりました。(^-^)
こちらが気になるのでしょうか。
じっと見ています。
でもまだまだ小さいので、怖がったり驚いたりなどの反応はありません。
コモンマーモセットは、家族で子育てをする動物です。
相変わらず家族たちも積極的に双子を背負って子育てに協力してくれています。
↑ 生後半年のビビ(写真右上)が赤ちゃんをもらいにいっている様子。
よく見るとすでに一頭背負っていますね。(*_*;
まだまだ背負い足りないようです。
ベビとビビにとっては初めての弟妹ですので、物珍しいのでしょうかね。
少し前までは、双子を背中に乗せると重さにひしゃげていたのに、今では頑張って2頭背負っています。
双子が生まれてから早3週間がたちました。
抱きついているだけで両親や兄弟にされるがままだった双子ですが、徐々に活性があがってきています。
何かあったのか、キーキーと鳴いています。
それに応ずる母親のイロハ。
おんぶの交代の際も変化が。
今までは引きはがされたり押し付けられたりと、されるがままな双子でしたが、この時は自分から手を伸ばしています。
毛をしっかりとつかみ、乗り換え成功です♪
よく見ると下からもお迎えが来ていますね。
モテモテです。(#^^#)
もう少しするとさらに活性があがり、親から離れるようになると思われます。
赤ちゃんが離れるようになると、群れがよりにぎやかになるので、楽しみですね♪
双子が生まれてから1か月がたち、生まれたての頃に比べるとこの1か月でずいぶんと大きくなりました♪
この類のサルは他のサルたちに比べて成長が著しく早いので、ちょっと目を離しているとどんどん身体が成長し、どんどん新しいことができるようになっていきます。
特にこの生後1か月くらいというのは、いくつかの成長がみられる時期です。
先日、担当者から赤ちゃんが親から離れ1人でいるのを見たという情報を得て、勇んで写真を撮りに来ました。
しかし、残念ながら見に行った際は親にびっしりとひっついており、ぐっすりと眠っていました・・。
離れることがあるといっても、最初はまだ恐る恐るの短時間です。
それから数日ほど粘った、とある日の夕食時。
ついに、親から離れて一人でいる様子を撮影できました!
親が食べているご飯に興味を示しているようです。
が、まだ怖いようでミーミーと鳴き、親を呼んでいます。
兄弟につかまり、泣き止む赤ちゃん。
毛皮をつかんでいると安心するようです。
まだまだ一人で離れている時間や距離は短いですが、外の世界や食べ物への好奇心から、段々と段々と親から離れるようになっていきます。(^^)
生まれた頃はずっと親にひっついて寝ていたものですが、最近では起きている時間もずいぶんと長くなりました。
親や兄弟にしがみついている時もじっとしていられないようで、体の横へ背中へともそもそと動きまわっています。
しがみついてはいますが、足が離れて着地しています。
掴まり方のバリエーションもだいぶ増えました。
親兄弟から離れることにも慣れてきたようで、日に日に一人でいる様子を目撃できることも増えてきました♪
まだまだ短い時間の間ですけどね。
また、少し前は離れていてもその場で固まり、ミーミーと助けを呼ぶように鳴くだけでしたが、最近では親へ向かって駆けて行ったり、木を登るようになってきました。(^^)
じっと上を見つめる赤ちゃん。
木の枝が気になるのでしょうか。
でも、片手は毛皮をつかんでいます。
樹上生活者の血が騒ぐのか、毛皮を掴んでいた手を離してもそもそと木の枝を登っていきます。
大人たちに比べるとまだまだとても遅いですが、始めたばかりにしては上出来なんじゃないでしょうか。(>_<)
こんなところまで登れました♪
彼らの体のサイズからするとずいぶんと高いところにいるのですが、臆さず登っていけるのはすごいですね。^_^;
流石、樹上生活者といったところでしょうか。
ちなみにこの後、すぐに親に回収されていました。
こうして段々と素早く木や壁の格子を登るようになり、ジャンプして跳び移るようになり、いつの日か、親兄弟と一緒になって展示場を縦横無尽に跳び回るようになるのでしょうね。(^^)
最近、親兄弟の食べているものに興味を示し始め一緒にエサを食べ始めるようになりました。(^^)
ヒトの感覚からすると生後一か月で離乳とは早いですね。
背中から身を乗り出して、エサに興味を示す赤ちゃん
そして、口にくわえて一人離れました。
くわえているものは煮イモのようです。
まずはちょびっとかじり・・・
そして、がぷりとがぶりつきます
外の世界のお味のほどはいかがでしたでしょうか?(^-^)
双子が生まれてからもうすぐ2ヶ月。
生まれたころと比べるとずいぶんと大きくなりましたね。
からだにも少し変化が・・
耳にふさ毛がだいぶのびてきました♪
↑ すでに結構長いです。(正面からのアップと横からのアングル)
あっ、煮イモや♪
えっ?!
あーーっ!!
双子が生まれてからもうすぐ2ヶ月。
相も変わらず日を追うごとに活性があがってきており、親にひっついている時間よりも、離れている時間のほうが長くなってきているような気がします。
いろいろなものに興味を示し、展示場の中を縦横無尽にちょこまかと駆け回るする様はまさに好奇心の塊といった感じです(^-^)
しかし、好奇心旺盛なのはいいことなのですが、中には少し困ったことも。
展示場の植木の枝に登り・・・
木の葉っぱをつかみ・・・
・・・。
ビリッとやぶいてしまいました(^_^;)
楽しい遊びになっているのでいいのですが、ほどほどにしてほしいですね(>_<;)
コモンマーモセットの双子がうまれてから早くも3か月がたちました。
親兄弟に抱かれることはほぼなくなり、一匹で元気に走り回っています。
さて、双子が好奇心から葉っぱを千切ってしまっていた屋外展示場の木ですが、
あれから1ヶ月・・、こんな状態になってしまいました・・。
当初は、しばらくしたら飽きてやめるかなと思っていたのですが、思いのほか楽しめているようで、いまだにプチプチと千切ってくれています。
それどころか、双子が葉を千切るのを見て父親のエムや兄弟たちも参加する始末・・・(-_-;)
このままでは枯れてしまうということで、この度、樹を隣のゴールデンライオンタマリンのエリオの部屋のものと交換しました。
だいぶ見栄えがよくなりました。(^-^)
傷んでしまった樹はエリオの部屋でしばらく療養します。
早速物色を始めるコモンたち。
少しは警戒心を持ってもよいと思うのですけどね(;^_^A
葉を取り合うコモンたち。
取り合わなくてもたくさんあるので、自分で採りに行けばよいと思うのですが、隣の芝生は青いということですかね。
この調子ですと、今回の樹も長持ちはしないかもしれませんね・・。
樹の追加なり、別プランを考えるなりをしなくてはいけないかもしれません(+_+)
コモンマーモセットの双子が生まれてからもうすぐ半年です。
身体は大きくなり、もう赤ちゃんといった感じではないですね。
ほかの兄弟たちと以前よりサイズ差がなくなってきているので、遠目に見るとどこにいるのか見つけるのに少々苦労するかもしれません。
なお、今更ながら双子に名前がつきました。
ソラ(左)とダイチ(右)です。 (^-^)
とりあえずの見分け方ですが・・・
耳毛の先端が茶色っぽく頭頂の黒味が弱いのがダイチ
耳毛が白く頭頂の黒味が強いのがソラです。
成長とともに見た目は変わっていくのであくまで限定的な識別方法ですが、ご覧の際はぜひ参考にしてください(^^)/
みんなで張り付く様子。
動きが素早いのもあって、ごちゃごちゃしていると誰が誰だかすぐにはわからなくなります(-_-;)
コモンマーモセットはだいたい半年おきぐらいに産まれていますので、もうすぐ生後半年のソラとダイチにも弟妹ができるかもしれません(^^)
他の兄弟達とともにどのような反応を示してくれるのか楽しみです♪
母親のイロハは、写真では伝わりづらいかもしれませんがお腹がはっています。
5月28日にイロハが三つ子を産みました♪
残念ながら生まれてすぐに一頭は死亡してしまいましたが、他の二頭は順調にすくすくと成長しています。
赤ちゃんが生まれたことにより、もうすぐ生後半年のソラとダイチも兄姉になりました。
母親のイロハにしがみつく双子の赤ちゃん
ソラとダイチが生まれた頃は、今のソラとダイチと同じくらいの大きさだったベビとビビですが、あれから半年経ってすっかり大きくなりました。
半年前は半分潰れながら頑張って背負っていましたが、今では悠々です。
ソラとダイチも初めて見る赤ちゃんに興味津々なようで、イロハから赤ちゃんをもらっていました。
赤ちゃんをおなかに抱いているダイチ。
まだ体が小さいので赤ちゃんを抱くと重いようで、自然とうつぶせの状態に。でも頑張って抱いています。
今度は背中に乗せています。
だいぶ慣れてきたのか背中に乗せて樹の枝の上を走っていました。
赤ちゃんと改めて見比べてみるとずいぶんと大きくなったなぁと感じさせられます。
つい半年前までは兄弟たちに背負われていたのに、もう下の子を立派に背負うようになっているとは。
コモンマーモセットの成長は早いものです。
今まで順調にたくさんの子供を設けてくれた父親のエムですが、ここで繁殖は一旦おやすみし、息子のマナとカイと一緒に別室へ引っ越しました。
順調に半年に二頭ずつのペースで増えているので、なにも対策をとらないと収容許容頭数をすぐにオーバーしてしまうためです(;^_^A
バックヤードにいてご覧いただけないですが、別に体がどこか悪いわけではないのでご安心ください。
すごく元気です。有り余るほど(-_-;)