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スタッフ日記

2020年 9月 27日
「世界ゴリラの日~World Gorilla Day~」

皆さんこんにちは!

突然ですが、9月24日は「世界ゴリラの日」です!!
知っていましたか?

世界ゴリラの日は、ダイアン・フォッシー・国際ゴリラ財団が2017年に制定しました。
絶滅の危機にある野生ゴリラの保護、彼らの生息地である森林などの自然を守ることが目的です。
また大型類人猿(ゴリラ・オランウータン・チンパンジー・ボノボ)に感謝を表す日でもあります。

ということで、当園でもゴリラのショウに日頃の感謝を込めて、ささやかなプレゼントを贈りました。
今日は、当日の様子を写真でお届けしながら、少しでも皆さんにゴリラのことを知って頂けるようにお伝えしていきます!
長くなりますがご容赦下さい(笑)

まず、ゴリラの種類はニシゴリラとヒガシゴリラの2種類があります。
ニシゴリラの亜種はクロスリバーゴリラ、ニシローランドゴリラがあり、国内で暮らすゴリラはすべてニシゴリラです。ヒガシゴリラの亜種はヒガシローランドゴリラ、マウンテンゴリラです。
ダイアン・フォッシー氏はアメリカの霊長類学者で、マウンテンゴリラの研究と保護を行ってきたことで有名です。彼女の研究と人生について映画化もされています。
(※亜種とは、種をさらに細かく区別した分類単位のこと)

生息地はアフリカの中央部。
ニシゴリラは河川に囲まれた低地の熱帯雨林、ヒガシゴリラは標高の高い山地の熱帯雨林に暮らしています。

野生での暮らしは、オトナのオスを中心とした群れを作って生活します。
群れの大きさはさまざまで、2~40頭。平均は10頭前後です。基本的にはオス1頭と複数のメスや子どもで群れを作りますが、オスの集団、オスメスのペア、複数のオスメスの集団を作ることもあります。

実は、ゴリラは多彩なコミュニケーションを持っています。
それは、発音による会話、仕草や表情での会話、遊び、のぞきこみなどです。
ショウもよく「グッグーム」と低い声で挨拶してくれます。ちょっと怒るときは「ウホッ」と声を出します。

先日、私が急に大きな声を出してしまった時、ビックリしたショウは声には出しませんでしたが、腕を上げる身振りをして嫌悪感を出したこともあります。

ゴリラは他個体との遊びを通してお互いの付き合い方や社会性を身につけていきます。
ショウは今1頭で暮らしているので群れの間での遊びはありませんが、布やダンポールなどで遊ぶことはあります。

のぞきこみは挨拶や遊びの誘いや仲直りの時などにする行動で、ゴリラは弱いものに力を合わせ、対等な付き合いを心がけるようにしているそうです。

↑ 食事のあと布に気づきました!

野生のゴリラの現状はというと、徐々に頭数が減っており絶滅危惧種にも指定されています。
その原因は森林の伐採、密猟、内戦、エボラ出血熱の感染などです。
私たち人間が大きく関わり、ゴリラへ影響を与えているのです!!

国内で飼育されているゴリラも、野生のゴリラの輸入が禁止されてから徐々に減ってきています。
1990年には25施設50頭でしたが、現在は6施設20頭にまで減少しました。

↑ 落ち着ける場所で布を広げるショウ


ショウは現在推定43歳です。
野生での平均寿命は35年、動物園などの飼育下では50年ほどです。
命あるものはいつか寿命を迎えます。それがいつになるのか誰も分かりません。
今ある命がいつか亡くなってしまうことは自然なこと。ショウには長生きしてもらえるように、彼が生きている間に私たちができることをしたいと思っています!

今回、この「世界ゴリラの日」を知ってもらい、少しでもゴリラに興味を持って頂ければ、嬉しいです。
そして、それが私たちにとってできる一つのことだと思っています。


ゴリラをはじめとする動物達も人間も、同じ地球にすむ仲間です!
共存していくには、自分中心になりすぎず相手を知り、思いやる気持ちが大切だと私は思っています。

今後、少しでもゴリラの生息数が増えていくように私自身もできることを行動にうつしていきたいと思います。
皆さんも、ぜひショウに会い(愛)に来て下さいね!\(^o^)/


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