スタッフ日記
「ゴロウマル転園の報告と移動当日の話」
皆さん、こんにちは!
昨日26日の午前にキリンのゴロウマルは浜松市動物園から旅立ちました
そして今日、東北サファリパークに無事に到着したとの連絡がありました!
私たち飼育員もホッとしました!
話は戻りますが、26日の移動について少しお話します。
実は、浜松からキリンを移動させるのはリョウのお姉さんであるマオ(現在は東山動植物園にいます)を移動して以来です。なので、約7~8年ぶりです。
少し長いですが、興味のある方はぜひ読んでみてください
まず、移動当日の天気が不安でしたが、雨は降りませんでした!
ゴロウマルの日頃の行いがよかったのかな~と思います(^^)
3月からの箱入れトレーニングの成果もあり、扉を閉め、馬柵棒(マセンボウと読みます、下の写真の2本のパイプのことです)を入れてもゴロウマルは落ち着いていました
しかし、そのあと箱から出れないことに気付いたゴロウマルはソワソワし出しました。そしてリョウもいつものトレーニングとは違うことに気付き、大放飼場でソワソワし出し、時々走っていました(シウンは初めから部屋に入れてあり、落ち着いていました)。このままだとリョウの不安もゴロウマルに伝わり、良くないと判断しました。
そのため、当初の予定を変更し、箱に天板をつける前にリョウを部屋に入れることにしました。
でも、いつもと違うことに気付いているリョウはゴロウマルの入っている箱の周りを興奮した様子でうろうろして、なかなか部屋には入ってくれませんでした。
飼育員がペレットやイモ、枝でリョウを呼んでなんとか部屋に入ってもらいました。リョウが部屋に入るのに10分ほどかかりました。
やはり、トレーニングでできなかったところは時間がかかってしまいます。
そのあと、天板とブルーシートを使ってゴロウマルに頭を下げてもらい、天板を箱に固定しました。
そして、キリンを運ぶトラックに来ていただき、クレーンで釣り上げて荷台へ。
箱の上にシートを敷き、ゴロウマルの入った箱をロープなどで荷台に固定します
そして、午前11時15分ごろゴロウマルは出発しました
箱入れをし始めたのが午前9時半だったので、全体で約1時間45分かかりました。
ちなみに、トラックで連れていくのは業者の方で、飼育員ではありません。「動物を輸送する」という専門のお仕事もあるのです!
いってらっしゃい、ゴロウマル!
元気で頑張ってね
東北サファリパークでは、浜松にいた時とは全く違う環境になると思います。そこでゴロウマルがうまくやっていけるよう飼育員は願っています。
また飼育員が東北サファリパークに会いに行ったときに、ゴロウマルの様子をブログにて報告したいと思います
皆さんも福島に行った際は、東北サファリパークへ寄ってゴロウマルに会いに行ってみてください♪