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スタッフ日記

2017年 6月 26日
「ハマコに日陰を!プロジェクト 準備編④」

準備編①
準備編②
準備編③←前回


すっかりお知らせするのが遅くなりましたが、アジアゾウ「ハマコ」の日陰づくり、ついに準備完了しました。

ということで、無駄に濁してきましたが、今までの準備は全て「緑のカーテン」で日陰をつくれないかというプランに基づいたものでした。
薄々感づいていた方もいたかもしれませんが・・・。

緑のカーテンは、つる性植物をネットなどに這わせて、カーテン状に仕立てたもののことです。
近年だいぶ知られるようになってきましたね。
もしかしたら自宅でつくっている方もいるのではないでしょうか?


<カピバラ緑のカーテン(生育中)>



準備編①で書いた通り、ゾウに屋根を作るのは問題になる点が多く、ちゃんとした屋根を作るのはかなりハードルが高いです。

なので、ちょっと発想を変えてみました。
つまり、しっかりした屋根ではなく、ワンシーズンだけの、日よけという機能1点のみに絞ったものなら作れないかということです。

そんなこんなで考えた結果、候補にあがったのがこの緑のカーテンでした。


緑のカーテンはツル性の植物をネットなどに這わせてカーテン状に仕立てます。
ネットであれば、重量も軽く、風が吹いても抜けてくれるので、ハマコの届かない高さに張ることができます。

また、軽いので万が一壊れて落ちたとしても、比較的安全なんです。
もし上から落ちてきたとしても、ビックリするだけでケガにはつながらないでしょう。
※もちろん落ちないように対策はしています。

そして、日陰が欲しい夏が終わると、植物も枯れて撤収も楽ちん、元通りになるんです。

しかも今回使ったネット、幅3.6m、長さ18mでお値段約150円!とってもリーズナブルなのもありがたいです(ー_ー)!!

というような利点があり、採用してみました。
初めての試みなので上手く日陰になってくれるかは未知数ですが、何事も物は試し、可能性があるなら取り組んでみよう!ということでやってみました。


そんなこんなで、緑のカーテンを利用した日陰づくり、とりあえずは準備完了です。
あとは植物が生い茂ってくれるよう、毎日のお世話ですね(ー_ー)!!

ゾウ舎屋上からハマコのとこに日陰ができるまでには最低5mぐらい伸びてくれる必要がありますが、はてさて、上手くいくんでしょうか(''_'')

続報にご期待下さい。


動物園にお越しの際は、ゾウを見るついでに、上を見上げて緑のカーテンの成長具合も見てみて下さいね♪

次回に続く


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