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スタッフ日記

2017年 2月 23日
「チンプ農園(故)」

少し前にショウちゃん農園をご紹介しましたが、今回はチンパンジーのお話です。
タイトルを見て察した方もいらっしゃるかもしれませんが、またもや私の遅筆の影響ですでに終わってしまったお話となります・・・(@_@;)

実は今シーズンの冬にチンパンジーの運動場にも試験的に畑を作ってみました。

なんでゴリラは数年前からやっているのにチンパンジーは今シーズンの冬からなのかと言いますと、好奇心や物に対するイタズラ度合いがゴリラよりも高いためです。

きっとチンパンジーは野菜の苗を植えてもすぐに引き抜かれるので、労力をかけて畑を作るより、枝葉を切ってきて入れたりしたほうがいいだろうと思っていました。
現に、昨シーズンの夏にショウの方で植えきれなかった苗を、チンパンジーの運動場に土を掘り返して植えたところ速攻で引き抜かれてしまいましたしね(^_^;)
しかし、引き抜かれるのは、珍しい物がある日突然運動場に現れて目立つからであって、種から育てればほかの雑草とあまり変わらないし、ゆっくりと生長すればそこまで目立たないのではないかと考えまして、今シーズンはチンパンジーの運動場にも畝をこさえたのです。

なお、蒔いたのは、ダイコン、カブ、コウタイサイの種です。



さてさて、結果は・・・

・・・。

はい。やはりというか、芽が出た段階でジュンに見初められ、間引きしてくれました(一つ残らず)\(^o^)/


まぁ、もともと食べてもらうために野菜を作っているのでいいんですけどね(^_^;)
でも、なんというか少々張り合いに欠けますね。


なお、オランウータンでやらないのという意見があるかもしれませんが、結論からいって、やりません。
なぜなら、当園の類人猿において、好奇心やイタズラ度合いは

ゴリラ<<チンパンジー<<<<<<<<<<<<オランウータンだからです!

オランウータンの運動場って、雑草が全然生えてなくてきれいなんですよ。
それは、私たち飼育員が特別に管理しているからではなく、彼ら(ほぼバリ)が生える端からどんどん引き抜いているからなんです。
引き抜いた雑草は持ち歩いて、排水口に詰め込んだりします。
雑草の根には細かい土がついているので、オランウータンの寝室や通路の排水は、雑草の生育が旺盛な夏にしょっちゅう詰まります。

苗を植えた端から引き抜かれるのはいいんですが、土を耕して軟らかくしようものなら、それをかき集めてまとめて抱えて持って帰ってきて、排水口に流し込んでくれるのが目に見えています(--〆)


ということなので、今のところオランウータンで実施していく予定はありません。

チンパンジーはどうしましょうかねぇ。

とりあえず保留ですね♪


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