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スタッフ日記

2023年 12月 5日
「【フンボルトペンギン】そろそろ繁殖シーズン」

当園で飼育しているフンボルトペンギンが、12月を迎えて繁殖の準備に取り掛かり始めています。

小屋が設置されていますが、それぞれ好きな小屋を決めてそこを巣として卵を産み温めていきます。
(例年どの小屋にどのペアが入るかはほぼ決まっています)


今年は、葛西臨海水族園から預かっている個体もいるのでどのようになるのかこちらも予想がつきません。

しかし、ここ最近は繁殖の成功率が低いので、その点では良い刺激になればと思っています。



さて今回は、その繁殖率を上げたいが為に他園館の真似をしてみました。
ちょっとした変化ですがどうなるのかは今後のお楽しみです。

それがこちら。


小屋の中に人工芝を敷きました。

いつもなら小屋のスノコの上に自分たちで巣材を運び入れて巣を作るのですが、ひとつクッションを入れました。

もちろんこれをやれば繁殖率が上がるというものでは無いですが、変化を求めてみました。

人工芝はその他の場面でも足にかかる負担軽減のために使われたりもしますし、今後は色々な場面で使用することになると思います。


とりあえず気に入らないことはなさそうです。



他には巣材も少し変化をさせました。

今までは竹の細い部分でしたが、よしずと石を追加しています。

選択肢が増えて自分たちで選んでくれるはずです。


早い小屋ではこんな感じに運び入れています。



当園のペンギンは高齢化が進んでいるので繁殖のサイクルが軌道に乗ってくれることを期待しています。

このブログでも明るい情報が出せることを期待していてください。
また、人工芝の購入にあたってサポーター費を使用しましたので併せてご報告です。


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