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ゴールデンライオンタマリン


ゴールデンライオンタマリン



浜松市動物園には、きれいな黄金色の毛に包まれ、顔の周辺に雄ライオンのようなたてがみ状の毛が生えている“ゴールデンライオンタマリン”という小型サルがいます。タマリンは、体長は34~40cm、体重は600g~700g、寿命は10年~16年です。


現在、浜松市動物園には2頭のタマリンがいますが、ゴールデンライオンタマリンは、ブラジルの大西洋沿岸のマタアトランティカという熱帯雨林に生息する小型サルで、森林伐採と乱獲で絶滅危惧種に指定され、世界的に厳格に管理されている動物です。このため、日本では、ここ浜松市動物園でしか見ることができない稀少な動物です。


マタアトランティカの森
▲マタアトランティカの森

1994年12月に初めて2匹のタマリンがブラジルからやって来ました。リオとリカと名付けられたこの2匹の雄と雌のタマリンは、大変相性が良く、20回の出産で38頭もの子宝に恵まれました。


ゴールデンライオンタマリンゴールデンライオンタマリン

野生のタマリンは、両親と子供達の小家族で暮らし、熱帯雨林の巨木の穴をねぐらにします。餌は、昆虫、樹液、花の蜜であり、家族の絆が強く、親が子供に餌を与えるだけでなく、大人同士でも餌を分け合うのが特長です。また、メスは1年に1回双子を出産しますが、子供は母親の体重の20%に及ぶため、母親の育児にかかる負担は大きいという特徴があります。子育ては、オスとメスが協力して行い、メスが授乳し、オスが子守をするというのも大きな特長です。



【 浜松市動物園で飼育されているゴールデンライオンタマリン 】

名前性別生年月日生まれた場所性格・特徴
エリオオス2002年
7月9日
浜松市動物園好奇心旺盛

※リオとリカの間に生まれた子供達の中から9頭が、シンガポール、チェコ、アイルランド、ホンコン、オーストラリア、南アフリカの計6カ国に搬出されました。母親のリカは、残念ながら2006年に死亡しました。


※2013年4月、父親のリオ(オス・20才)が亡くなりました。
※2013年10月、ボブ(オス・13才)、ビッキー(オス・17才)が亡くなりました。
※2017年6月、ハイアン(オス・17才)が亡くなりました。
※2018年7月、ボビー(オス・16才)が亡くなりました。
※2023年6月、ウィリー(オス・19才)が亡くなりました。



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