スタッフ日記
2023年
10月
10日
「【ツキノワグマ】の福祉向上に向けて10」
「【ツキノワグマ】の福祉向上に向けて10」
ようやく朝晩は秋らしい涼しさになりました。
日中の暑さも和らいできましたが、秋バテなんてものまであるようなので皆さんこれからも体調には気をつけましょう。
さて今回はツキノワグマの健康管理についてのお話を。
飼育管理の基本には行動の観察、適正な給餌、排泄物の状態確認等があります。
それらは日々の積み重ねですが、たまのチェックに採血や口腔検査等があります。
全ては異常の早期発見の為にやっていますが、採血なんかは目に見えない異常が発見できるメリットがあります。
しかし人と違いただ痛みに耐えて採血をさせてはくれません。
そこでトレーニングをするわけですが、痛みを誤魔化したり慣れさせたり、またはその先に報酬があることを覚え自ら動くようにします。
※あくまで健康管理のためです。
ここではトレーニングの内容は省きますが、ワタルとハナは採血ができるようになりました。
今後は異常を早期に発見できるようになると思います。
こう見るとクマの爪が長いのがよくわかります。
私たちでも近くで見てようやく気づけることがあるので、管理をする上ではこのようなことも大事になってきます。
口の中もこんな感じで見ます。
まだ若いし歯はキレイそうです。
これからも健康を維持できるように精度を上げていきたいですね。