NPO法人 浜松市動物園協会 NPO法人 浜松市動物園協会
NPO法人 浜松市動物園協会
  • English
  • Português
  • 简体中文
  • 繁体中文

スタッフ日記

2022年 4月 23日
「【キリン】最近のミニサファリ」

こんにちは。

最近のミニサファリの様子ですが、特には変わり映えしません(笑)
が、3月頃からリョウとルイが柵越しにネッキングして遊ぶことが増えました。

Twitterをご覧の皆さまはご存じだと思いますが、サブパドックの柵を少し高くするため、鉄パイプを追加しました。
その後くらいから頻繁にリョウとネッキングして遊ぶようになりました(柵越しのみで、同居は今まで通りリョウから逃げて走り回っています)。



柵を高くしたことで、安心感が増したのか?最近はよくネッキングして遊ぶようになりました。
去年の夏からルイはリョウに何回か転ばされているので、柵越しですら遊ぶことはなくなり、このまま悪い関係のままかと思いましたが…少しでも改善が見られたのは良かったです。
今後、ルイが成長するとともに大きくなれば、もしかしたらリョウと同居で落ち着いて過ごせる時が来るかも…とちょっとだけ期待しています。



ウィンビは生後8ヶ月が過ぎ、大きくなりました。
シマウマらしい体の厚みが出てきたなと感じています。

エレンにちょっかい出しては遊んでもらっています。
ただ、エレンも嫌なときがあるようで鳴いて嫌がりますが、お構いなしのウィンビです。

最近はジャスミンとも遊んでいますが、エレンの方が相手をしていることが多いです。

エレンがまだまだ強いですが、あんまりウィンビがやられていると、ジャスミンがテクテク歩いてきて、2頭の仲裁に入っています。
ウィンビからエレンに仕掛けているのでエレンも被害者ではあるんですけどねー。



そして、最後にダチョウです。

昨年の12月に放飼場にて右翼を骨折し、バックヤードで約3ヶ月治療をしてきました。
骨折した箇所は2箇所あり、翼の真ん中辺りと翼の付け根にあたる肩で骨折しました。
骨折した当初、右翼は自力では一切動かすことができず、歩くたびに翼を蹴ってしまうような状態でした。

翼を固定し、固定が取れそうになるたびに保定をして、固定し直すのを何度も行いました。
治療中はエサをしっかり食べ、弱ったそぶりは見られませんでしたが、
ハジラミが沸いて駆虫も行いましたし、注射による治療もし、一時は右翼が落ちてしまうかと思いましたが、展示場に出れるまでに回復しました!
卵もしっかり産んでいます。

ただ、肩の骨だけは元通りにつくことができず右翼が下がった状態になってしまいました。
自力で右翼を持ち上げたりすることもありますが、左翼と比べると動きは良くありません。
そのため、立ち上がるときに右翼を踏まないよう、長い羽を短く切ってあります。

定期的にスタッフが翼の状態を確認し、異常があれば収容して対応をしますが、3月末から展示を再開して、今のところ大きな問題なくキリン・シマウマとともに展示できています。
心配になることもあるかもしれませんが、温かく見守っていただければ嬉しいです。



おまけ
ここ最近はウィンビに顎乗せで授乳しています、かわいいです。


浜松市動物園サポーター募集

NPO法人 浜松市動物園協会