スタッフ日記
「【ミニサファリ】最近の様子」
こんにちは。
更新サボりがちですみません。
サボることによって今回も長々としていますので、気が向いた時にでも読んでください!
さて、最近のミニサファリの様子ですが、一言で表すと、
荒れてます。苦笑
まずは、シマウマから。
(ウィンビを間に挟んでケンカしていることも多々…)
シマウマ3頭の関係を見ると、最近エレンがジャスミンに対して噛みつくようになり、ジャスミンの傷が多めです。
ただ、ジャスミンもエレンに対して蹴りを入れまくっているので、お互いにやり合っている状態です。
ジャスミンだけやられっぱなしではないのと、大きなケガに至っていないので、様子を見つつ同居で展示しています。
もちろん3頭で仲良く過ごしているときも多くあります。
(ウィンビに授乳するジャスミン)
そして、ウィンビも早いもので生後半年が過ぎました。
最近たまーーーーにですが、キリン担当がじっと座って観察しているとゆっくり近付いてきて手の匂いを嗅がれることも!
少しずつ人に慣れていけばいいなー!
ウィンビの成長だけは順調です。
(写っていませんが、右手にいたシマウマに対して威嚇をするダチョウ)
次にダチョウです。
以前はシマウマの方がダチョウに対して優勢でしたが、現在はダチョウの方が優勢です(特に上の写真の1羽)。
シマウマが近くにいると、この個体のみ過剰に反応し、威嚇しに行きます。
他の個体でも威嚇しに行く個体はいますが、この子はものすごくて、ウィンビが走り回って遊んでいるときにちょうど追いかけられた時も、くるりと振り返ってウィンビを威嚇して追い返していました。
また、キリンが残したエサを掃除する際、ヘイキューブが入っていると、ダチョウも食べにくるのですが、その際もシマウマを打ち負かしてダチョウが食べています(強すぎる)。
現在はダチョウとシマウマともにケガすることなく過ごせているので、いいのかなと思っていますが、今後2種間の優劣がどのように変化していくのかまだまだわかりません。
(リョウから逃げて走り回るルイ)
最後にキリンです。
前回の更新で落ちついてきたと書いたんですが、現在は全くダメです。
リョウは、ルイのことをただの子どものキリンではなく1頭のオスのキリンとして捉えているのかなと思います。
まず、12月に入ってからリョウのルイに対する攻撃が強くなり、たとえ好きなエサがあってもリョウの気を紛らわせることができなくなりました。
12月に入り、リョウがルイを激しく追いかけ回すようになり、何回かルイが転んでしまったり(追いかける側のリョウは危ないと感じたら走るのを止めるので転ぶことはありません)、柵を飛び越えたこともあったようでかなり危険でした。担当がいない時に転んだ際、展示場の鉄柵で右側腹部をケガしてしまいました。
傷は大きいですが浅いため、次の日には出血も止まっており、本人も特に気にしていません。ただ、傷跡は残っているため、元通り綺麗にならないかもしれません。
そのあたりから、ルイのリョウに対する恐怖心が増したのもあり、現在は放飼場に出した後15分ほどでリョウから走って逃げるようになり、リョウもルイを走って追いかけ、ネッキングを仕掛けにいくようになりました。
私たちもどうにかして同居をさせていますが、今年に入ってからも既に転ばされており、ケガはしませんでしたが、なかなか同居は厳しい状況になっています。
そのため現在は少し狭いですが、奥のサブパドックで過ごしていることが多いです(ダメ元で毎朝同居はさせています)。
もちろんシウンとともに放飼場に出しているときや、3頭で短時間ですが同居展示しているときもあります。
ただ、3頭で同居しているときも、シウンは落ち着いてエサを食べていても、リョウは執拗にルイを追いかけまわしていることもあり、オスの本能としてリョウがルイに対して攻撃してしまうのかなと思っています。
ルイは現在2歳半ですが、4歳くらいになり体が大きくなると大人のオスと上手く同居できるようになった園もあるそうなので、まだまだ先は長いですが、リョウと2頭で展示できる可能性もあるのかなと思っています(リョウの性格もあるので、厳しいかなとも思っていますが)。
3頭を分けて展示せざるを得ないことになっていますが、悪いことばかりではありません。
最近はルイのトレーニングを本格的に始めています。
リョウやシウン、前仔のダイヤなどに比べると、ちょーーっと飲み込みは遅めですが(笑)
ルイは元々警戒心が強いので、担当以外のスタッフや獣医がいるとかなり気にしてしまいトレーニングできない時もあります。
大変な分やり甲斐もあるかなと思ってのんびりトレーニングしていき、まずは採血ができることを目標にしています。
のんびり首を長くして採血ができた報告を待っていただければ嬉しいです〜!