スタッフ日記
「【ダチョウ】珍卵!?」
こんにちは!
先日、ダチョウの卵のL玉サイズの話をブログに書きました。
そして今回は…
まさかのS玉!?です(笑)
他のダチョウの卵と比較してみると、大きさは歴然!
一般的なサイズは、1.5kgくらいの大きさになりますが、今回は0.8kgでした。
右の1.95kgは先日のブログで書いたⅬ玉サイズの大きな卵です。
今回の0.8kgは大きめのボールくらいのサイズです。
横から見るとこんなに差があります。
今回のS玉も殻を保存したかったので、穴をあけて中身だけ出します(中抜きをします)。
さて、そもそも今回のS玉はなぜこんなに小さくなったのかわかりますか?
今まで産んでいたダチョウの卵はどんなに小さくても、1kgを切るサイズの卵を産んだことはありませんでした。
答えは…
卵黄がないからです!(ちなみに、スタッフも初めて見ました。)
穴の中から内容物をすべて出しましたが、卵黄は一切入っていませんでした。
このように卵黄のない卵の事を、無黄卵と呼びます。
調べてみると、鶏卵では初産期によく見られるそうですが、農場で卵が選別される際、重量が軽すぎることから排除されるため、スーパーに並ぶことはほとんどないそうです。
卵は、まず初めに黄身にまとわるように白身が分泌され、さらにその周りに膜や殻が作られて、形成されます。
卵の中心となるものが、卵を形成する上で必要になり、中心となるものがなければ白身は分泌されません。
黄身を核として、卵が形成されます。
無黄卵は、黄身の代わりに何かの組織片が核となって卵が形成されたり、卵管の動きの不良により、排卵された卵黄が逆戻りするなどして、できるようです。
このような卵が続くのはよくありませんが、今回初めて産まれたので、特に問題があるとは思っていません。
ちなみに、無黄卵は養鶏場では0.1%~0.05%の確率で発生するそうです。
このダチョウの無黄卵、実はすっごく貴重な卵だったのかも…。