スタッフ日記
「【キリン】母の味」
こんにちは、キリン担当です。
さて、突然ですが、これはなんでしょう。
白い液体です。
見ればわかりますね(笑)
タイトルの母の味ですが、皆さんはなんですか?肉じゃがとか味噌汁とか…。
キリンにとっての母の味というと、
当たり前ですが、彼らは料理しません(笑)
エサを用意するのは担当です。
では、キリンにとっての母の味ですが、彼らが自ら作り出すもの、それは…
母乳です(一人で搾乳し撮影したのでピンボケ&母乳が出ているところをうまく撮影できず、すみません)。
矢印の先が少し白くなっていますが、そこから母乳が出ます。
まだ授乳しているので、搾ればピューっと出ます。
搾り方ですが、親指と人差し指で少し引っ張るようにして搾ります。授乳直後は少し出にくいです。
乳頭が短いので、牛の搾乳というよりもヤギの搾乳を意識して乳房を搾っています。
もし、キリンの搾乳をする方がいたら参考にしてください。
ちなみに、味ですが、
牛乳よりは乳臭くなくてクセはあまりありません。
搾ったばかりで温かいせいか、まろやかでほんのり甘味を感じました。
悪く言うと、薄めて温めた牛乳のような味です。
え?
飲んだの?
と思いますよね(笑)
私たちが普段飲んでいる牛乳のほとんどは、ウシから搾ったものがそのまま入っているわけではなく、加熱殺菌された牛乳が入っています。
加熱殺菌していない牛乳を飲むとどうなるか?というと、ほとんどの人がお腹を下します(笑)
他のスタッフに、飲んでみなよ~と言われていましたが、なかなか勇気が出ず(笑)
また、私のお腹がどうなるのか不安を感じたので、
私が一人の時にそっと口に含んで味だけ感じ、出しました。
出産したばかりと、出産してから約1年たった母乳ではかなり変わり、栄養価も落ちていると思います。
だからか、少し薄めの味だったのかなあと思います。
もし、シウンがまた妊娠出産をした際は栄養価の高い時期の母乳の味も確かめてみたいと思います。
最近、搾るのがうまくなったのと、シウンが搾乳時にかなり
安定しているので、このくらいの量は取ることができます。
搾乳ができるようになった初めの頃は3回くらい搾ると母乳が出なくなりましたが、今ではシウンが落ち着いていればいくらでも搾れる気がします。
実は、初めて搾乳にチャレンジしたのはダイヤが生まれた時ですが、
まだ私自身トレーニングに慣れてないことや搾乳のコツがいまいちわからなかったこと、シウンも搾乳に慣れなかったことなど様々な要因があったと思いますが、搾乳することはできませんでした。
まだ2仔目だったことから乳房が柔らかくなかったのかもしれません。
あと、シウンの乳房の張り方が小さめなのかもしれませんね。もう少し大きくなる個体もいるので乳房が大きければもう少し搾りやすいのかなあと思いました(シウンごめん)。
ちなみに、このカップに出したミルクをルイに飲ませたらもっと人に慣れてくれるのかなあと思って、何回か舐めさせようとしたことはありますが、ルイが警戒してうまくいきませんでした(=_=)
私の下心を感じ取ったのかもしれません(;^ω^)
母であるシウンからもらうからこそ意味があるのかもしれませんね。