スタッフ日記
「【ホッキョクグマ】バフィンとモモ♫」
~ バフィンとモモの様子 ~
みなさん、こんにちは(^^)
最近、更新できていませんでした(TT)
書きたいことが多いので長くなりますが、2頭の様子を書きます。
まずは、バフィン。
バフィンは午前中、寝室にいます。
展示場側から扉越しにモモが近づいてくると、唸り声をあげたり、吠えたりします。しかし、それ以外は寝ていることが多いです。
長い期間、この状態で落ち着いています。
午後になると、展示場に出ます。
展示場に出ると、展示場内をぐるーっと一周回ったり、プールに入ったりします。
一通り散策が終わると「同じところを歩く」という常同行動をしますが、バフィン自身の意志でプールに入ったり、飼育員を探したりしています。
さて、動物園によく訪れる方や、動物の知識をお持ちの方でしたら、『常同行動はストレスがかかっている証拠だ』と考える方も多いかもしれません。しかし、バフィンの歩く行動に関して言うと、私は特に大きな問題のない行動だと考えています。
理由は、歩く行動の途中でも、バフィンが自らの意志でプールに入ることや、飼育員を探す行動が見られるため、歩く行動に執着しすぎていないからです。
また、バフィンの歩く行動を止めようとしたこともありましたが、止めることで別の常同行動が現れ、こちらはストレスがかかっている様子でした。
あと、大きく変化したことがありまして、バフィンが日中でも寝室に入るようになりました。
何かすごいことなのかと思われるかもしれませんが、バフィンにとっては大きな変化です。
収容時の食べ物が置かれている寝室になら入りますが(入らない時も多々ありました)、日中に寝室を開放しても、入ることはまずありませんでした。
寝室に入るようになったことは、バフィンが飼育員を信頼している証拠だと私は考えています。飼育員に執着してしまうのが問題ですが・・・。
そんなバフィンをぜひ見に来ていただけたらと思います。
最後に、採食についてです。
モモと同居していた頃は馬肉を残すことがありましたが、現在はむしろ馬肉から食べるようになりました。食欲も良好です。
ただ、ここ最近の「おやつタイム」で、バフィンはプールに入るのをためらっています。
プールに魚を投げ入れると、バフィンは落ちたところを見てから、動かず、飼育員に目で訴えてきます。
プールに入るのをためらうのは、おそらく気温が下がってきたことが原因だと思います。
待っていればプールにしぶしぶ入りますが、無理にプールに入ってもらいたくはありません。
したがいまして、動物の状況などを見ながら陸でおやつを与える場合がありますので、ご理解とご協力をお願いします。
続いて、モモ。
午前中は展示場にいます。
朝、展示場に出ると、開園時間ギリギリぐらいまでプールや遊具で遊びます。残念ながら、お客様にはご覧いただけない場合が多いです。
遊び終わると、周囲を探索したり、寝たり、歩いたりしています。
以前ブログで、モモが展示場に飼育員が出るための扉を叩くようになったと紹介しました。あの後、叩く行動が無くなりましたが、最近再び叩くようになりました。
そのため、飼育員用の扉の前に、木で要塞を作り、モモの接近を防いでいます。
飼育員とモモの小さな争いが行われています(笑)
午後、寝室では、飼育員が近くにいると、座って飼育員の行動を観察しています。
さて、モモはバフィンと違って、飼育員を信頼しきれていない面が見られます。
同居していた頃と明らかに態度が変わりました。別居当初からその様子で、時間が解決してくれるかなと思っていましたが、なかなか変わりません。
信頼関係を戻せるように現在試行錯誤しています。
以上、最近のホッキョクグマの様子でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そんなみなさんに告知です!!
11月25日に、モモは5歳になります。
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