スタッフ日記
「【ホッキョクグマ】バフィンとモモ♪」
~ エンリッチメント:効果的なものを探し中 ~
みなさん、こんにちは(^^)
最近のバフィンとモモについて書きます。
現在、2頭の常同行動をできる限り減らすために、様々なものを与えて、効果的なものを探しています。
また、与えていると慣れてくるため、連日与えるのではなく、数種類見つけてローテーションを組めれば良いなと考えています。
今回は、最近与えたものを紹介します。
①牛骨、②シイの木の枝、③昆布、④鰹節(かたまり)です。
まず、以前のブログでも紹介しましたが、牛骨です。
以前は数がなかったので、バフィンにしかあげられなかったのですが、モモにも与えました。
牛骨1つでも、バフィンとモモで食べ方や扱い方が違いました。ぜひ、見比べていただきたいです。
また、長い時間、牛骨に意識が向いていて、常同行動の時間が減りました。
今後も定期的に使いたいと思います。
さて、続いてはシイの木の枝(葉っぱ付き)です。
今までも入れていましたが、モモが排水口に詰め込んでくれたおかげで、排水が詰まって困ったことがありました。
そのため、しばらく中止していましたが、排水口をバージョンアップしたので復活です。
今回はどっさり数十本入れてみました。
2頭とも反応があり、置いた中に何か別の物が入っていないか探したり、ゴロゴロしたりするところが見られました。
続いて、昆布。
野生下のホッキョクグマは昆布を食べることがあると知られています。
長さ3~5mぐらいあるものを入れてみたいと思いましたが、手に入らず、1mぐらいの昆布を入れました。
バフィンは、食べ物とも遊び道具とも思わず、無視しました。
モモは、食べ物と分かったようで、少し食べていましたが、あまり好きではなさそうでした。
写真がないので、またの機会に載せます。
最後に、鰹節。
鰹節の削る前の塊を与えました。
ただ、なかなか高価なので、試しにバフィンだけに与えました。
塊なら、人の手ではビクともしない堅さなので、少しはもつのでは思いました。
バフィンは、すぐにとびつき、ひと咬みでバキッ!
「あ~あ、さすがだな」と思いました。
それでも、他の食べ物と比べると、少しは時間がもちました。
ただ、塩は入っていませんが、味が濃縮されているようで、涎をたらして水を飲みながら食べていました。