スタッフ日記
「カンガルーの誕生日」
こんにちは、カンガルー担当です。
今回は、カンガルーの誕生日のお話をしたいと思います!
動物園のカンガルーの誕生日は
実際に生まれた日ではない、ということを
皆様はご存知ですか?
それには2つの理由があるんです。
1つ目は「赤ちゃんがとても小さいから」です。
生まれたての赤ちゃんは
1円玉と同じぐらいの大きさなので
母親は妊娠してもおなかが大きくなりません。
そのため外見からは特定が難しいんです。
2つ目は「赤ちゃんが袋の中で育つから」です。
赤ちゃんは総排泄腔という
おしりのほうにある器官から生まれて、
そのあと数分で母親の袋(育児嚢=いくじのう)に
入ってしまうため見つけることが難しいんです。
袋から赤ちゃんが顔を出すのは生後5か月頃で、
この時はじめてしっかりと赤ちゃんを確認できるわけなんです。
この2つの理由から当園では
赤ちゃんが母親の袋から顔を出したのを初めて確認した日を
誕生日としているのです。
判断方法は動物園によって異なりますが
袋から全身が出た日を誕生日にしている動物園もありますよ!
当園のカンガルーは1月~6月生まればかりです。
前回のカンガルーのブログの最後に登場した
カンガルー図鑑には
全頭の名前と誕生日が記載されています。
誕生日には担当がこっそりお祝いしています。
↑はプレゼントのカンガルー型のニンジンです。
みんな喜んで食べてくれるので
担当もいつも嬉しくなります(^^)
その際に撮った写真も
カンガルー図鑑に載っていますので
見てみてくださいね!
皆様と同じ誕生日のカンガルーも
いるかもしれませんよ~!
↑ニンジンを食べるハチ(♂)
↑ご満悦のリンタロウ(♂)
↑4月23日が誕生日のリマ(♀)