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スタッフ日記

2019年 3月 24日
「初めて?の産卵」

この前の金曜日の夕方のことでした。
大放飼場の掃除をし終わる頃、少し変わった音がダチョウのバックヤードから聞こえました。

普段よりも小さい、いきむ時に出る鳴き声です。

2月に来園した、まだ2歳にならない新人ダチョウがいきんでいました。
来園してから一度も産むことはありませんでした。
おそらく、初めての産卵だったと思います!

卵は、ウンチと同じく肛門から出ます。
普段、ウンチはそこまで大きくないので立ったまますんなりと出すことができますが、卵は殻も硬くかなり大きいので力まないと出てきません。
元々当園にいた先輩ダチョウたちはいきんだらすぐに産むことができますが、新人ダチョウはかなり時間がかかっていました。

一番直径が大きいところを過ぎれば、スポンと産むことができます。

血もついていますが、これは肛門が切れたために出血しています。人でいう、切れ痔です。
産みたては温かいですよ!

大きいように見えますが(実際大きいんですが…)先輩ダチョウが産むのは小さくても1.4kg以上あり、今回新人ダチョウが産んだ卵は1.2kgでした。

この日の先輩ダチョウが産んだ1.65kgの卵と比べると、まだまだ小さいです!!真ん中にあるのはポケットティッシュです。

産む時間は特に決まっていませんが、午後に産むことが多いです。

大放飼場で産む時もありますし、産んだ後に割れてしまうこともあります。

ただ、よく観察していると、産む前はキリンのリョウに追尾されていることが多いです(~_~;)
なんとなく、産む前兆がわかるのか、それとも応援しているのか、ただただ気になるのか…。

でも、ダチョウにゆっくり産ませてあげてほしいなあ…というのがキリン担当の願いです。
リョウ頼むよ〜〜!!!


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