スタッフ日記
「クロヒョウ親子の運動場デビュー!」
3月2日に産まれたクロヒョウの赤ちゃん(メス2頭)が、この度ついに外の運動場へデビュー、6月10日よりお披露目となりました!
母子ともに健康で、仔も2頭ともすくすくと元気に成長してくれているので、飼育員もほっとしています。
仔たちにとっては見知らぬ初めての運動場、しばらくは緊張するかなと思っていましたが、そこはさすが子供、初日から元気に走り回っていました。
どのくらい元気かというと・・・
練習初日、仔が2頭で追いかけっこをし始めて、勢い余って1頭が水飲み場にダイブしたりするぐらい元気でした(''_'')
(ちなみに、びしょ濡れになった仔はお母さんが舐めて乾かしていました。落ちた本人は特に気にしていない様子でしたが…。)
母親のシュヴァルツも、最初は隣のオオカミやユキヒョウに少し警戒モードでしたが、それでも数日練習するうちに、のんびりできるようになったみたいです。
(ただ、クロヒョウ自身は平気だったんですが、隣で暮らしているユキヒョウの方は、ジッと見つめてくるクロヒョウが気になって落ち着かない様子でしたので、ユキヒョウ側だけ目隠しの板を設置しています。)
また、公開初日は大勢の人に囲まれてシュヴァルツが少し緊張していましたが(仔はそうでもない)、数日経った現在では、お客さんに見られていてもあまり気にならなくなってきたようです。
そんなわけで、親子とも運動場にも慣れてきて、いろんな動きが出てきていますので、ぜひご覧になってくださいね!
特に仔はかなり元気に動き回っていますよ!
例えば、
木によじ登ったり・・・
木の皮と格闘したり・・・
疲れて休憩中に睨んできたり・・・(いっちょまえに威嚇してきます)
他にも2頭で追いかけっこしたり、お母さんとじゃれついたり、書ききれないくらいいろんな行動をしてくれますので、きっと見ていて飽きないと思いますよ(ー_ー)!!
ところで、クロヒョウはヒョウの黒変種といい、体色が違うだけで分類学上ではヒョウとまったく同じ動物です。
黄色いヒョウと同じように身体にヒョウ柄の模様がありますが、仔は成獣よりも体色が薄く、模様もより分かりやすいので、ご覧の際にはそんなところに注目してみるのも面白いかもしれませんよ(^_-)
ちなみに、クロヒョウは日本では数頭しか飼育されておらず、なかなか見ることができない動物です。
しかも、クロヒョウのオスとメスがペアで暮らしているのは国内では浜松市動物園だけ!
※2017年末時点のデータ
クロヒョウの仔が見られるのも日本で浜松市動物園だけですので、ぜひお越しくださいね!
クロヒョウの親子は、11:00~13:30までの公開(雨天・降雨後で地面がびしょびしょの場合は公開中止)となります。
動物の気分により、時間通りに交代できない場合(部屋に帰ってこない等)もありますが、原則上記の時間に親子が運動場に出ています。
なお他の時間は、父親のシムが運動場に出ていますので、親子だけでなくこちらもよろしくお願いしますね♪
仔用に丸太や木の枝などの遊び道具を多めに設置しているので、シムもおこぼれにあずかって、普段よりもよく遊んだりしていますよ!
それでは、皆様のお越しをお待ちしています(^^)/