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スタッフ日記

2018年 5月 4日
「ユキヒョウの2つめの運動場デビュー!」

2月にユキヒョウがやってきてから、コハク(オス)とリーベ(メス)を1日交代で外の運動場に出していましたが、4月28日より2つの運動場を使い、2頭同時に展示をすることになりました。

1頭は元々交代展示で使用していた運動場に、もう1頭は隣の空室だった運動場(旧ジャガー運動場)に出ています。

4月中旬よりもうひとつの運動場への訓練を開始し、2頭とも新しい方の運動場にもある程度馴れてきましたので、この度正式に2頭同時展示を始めました。


これまでは、
・今後のペアリングを考え、まずは2頭それぞれがひとつの運動場に慣れてほしかったこと
・同じ運動場を共用させ、お互いの匂いなどを嗅ぐ機会を設けたかったこと
・環境に馴れていないうちから、常にお互いの姿が見える状況にしたくなかったこと

などが理由で、ひとつの運動場を交代で使っていました。

ですが、2頭ともある程度環境に馴れてきたのと、コハクがリーベを気にするものの少し引き気味なため、少し距離を開けた状態でお互いの姿が見える環境にしたいなどの都合もあり、空室だった隣の運動場を利用することにしました。

ようやく少し馴れてきた頃なのに、また知らない、馴れていない運動場に出して大丈夫かという心配もあったのですが、2頭ともあまり気にせず、割とすんなり馴れてくれたのでホッとしています。


2頭が一緒になるにはまだ時間が必要ですが、1日でコハクとリーベの両方をご覧いただけるようになりましたので、ぜひ2頭に会いに来てくださいね!


ちなみに現時点では、リーベが中央側だとややクロヒョウを気にしてソワソワすることがあるため、コハクを中央側に出しています(コハクもジッと見つめてたりすることはありますが、クロヒョウ側の柵の側で普通に眠ったりもしているので、そこまで気にならないようです)。
というわけで、しばらくはコハクを中央側の運動場に、リーベを今までの運動場に出す予定です。

ただ、特にこのパターンで固定というわけではありませんので、今後の2頭の状態によっては逆にしたり、不定期で1日だけ運動場を入れ替えたりはするつもりです。
(そのときの2頭の状態やペアリングの進捗状況などで判断しますので、どちらがどちらの運動場を使うかは前もってお知らせできませんが、ご了承ください。)
運動場前にどちらが出ているか看板を掲示していますので、参考にしてくださいね。


コハクもリーベも少しずつ浜松の環境に馴れてきて、日に日に新しい行動が出てくるようになってきています。
GWも終盤ですが、GW中も、GW後も、皆様のご来園をお待ちしていますので、ぜひお越しくださいね!


最後に、2頭のそれぞれの近況報告をして締めくくりたいと思います。


コハク
この頃、運動場の中を散策したり、葉っぱをかじってみたり、台に登ったりと少し余裕が出てきたようです。まだまだ完璧に馴れた!と言える状況ではありませんが、少しずつ本来のコハクらしさが垣間見えるようになってきたのではないでしょうか。
リーベのことはかなり気になっているみたいですが、まだちょっと引き気味です。運動場で遠目に姿を見られるようになりましたので、少しずつ馴れてくれたらと思います。


リーベ
最近は運動場の台の下で寝ていることが多いです。来園当初は終日落ち着かずウロウロし続けていたので、眠れるくらい落ち着けるようになったということでしょう。
もう少し馴れてきたら、少しずつ動きも出てきてくれるのではないかと思います。
・・・と書いた矢先ですが、今日(5/4)は珍しく、夕方に台の上でくつろいでいました。こんな感じで日々少しずつ馴れて、行動も変化してきています。
来園してしばらくは食欲にムラがあって心配だったのですが、最近は毎日安定してモリモリ食べてくれるようになったので一安心です。


おまけ
余談ですが、悲しいことに2頭ともスタッフにはまだ全然馴れてくれていません(;_;)
こればっかりは時間をかけるしかないので仕方ありませんが、せめて早く唸られないようになりたいですね(-.-;)
でも最近、エサを与えるとき、怒りながらですがトングから直接受け取って食べてくれるようになって、地味に嬉しかったです(今までは近付くと怒って、扉越しに飛びかかって来てました)。


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