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スタッフ日記

2014年 10月 10日
「シロフクロウが禿げ始めました!?」

ご無沙汰ぶりなシロフクロウニュースです(>_<)

前回ブログにアップしたのは、フローズンが卵を産んだ時でしたね。
ウィリアムの恋が成就していれば一か月後には吉報をあげられるかも・・・と書かせていただきました。
そう書いておきながらここ数か月まったく音沙汰がなかったので、勘のいい皆さまならお察しいただいているかと思いますが、残念ながら今回はダメでした(;_;)/~~~

なお、今回フローズンは初めてなのにも関わらず、なんと合計で8つもの卵を産みました!
しかし、残念ながらすべて無精卵でした・・・

どうやらウィリアムの想いはフローズンに伝わらなかったようです(+_+)



恋に敗れたことを知ったウィリアムは思い悩み、最近ではついに禿げ始めてしまいました!!!






・・・というのは冗談で、どうやら換羽が始まったようです(^_^;)

鳥類は一年に一回なり数回、古い羽を新しい羽に総とっかえする換羽をおこないます。
ウィリアムの場合、頭の羽の再生が遅いのかこの時期のみ禿げて見えるのです。
(写真では禿げているうえに、ちょっと出血していますね。)




さて、ここで卵を回収した時のお話を少し載せたいと思います。
フローズンが抱卵を開始してから孵化予定の一か月が経過した頃には、まだ彼女は7つの卵を抱いていました。この時点で無精卵か途中で成長が止まり死んでしまった卵であることが判明しました。
有精卵でない卵は放っておくと内部でガスが溜まって破裂することがあります。安全上や衛生上の観点から卵を取り上げてしまってもよかったのですが、今回が初めての産卵ということだったので、流れを知ってもらうためにもあえて回収せず、彼女が自分の意思で放棄するのを待つことにしました。
その結果、日が経つにつれ一つずつ巣から放り出し、抱くのをやめ、9月中旬にはついにすべての卵を放棄しました。


飼育員は無精卵かどうか把握するために、フローズンが卵を放棄するたびにそれを回収し、割って確かめます。

しかし、それは結構勇気のいる作業なのです!

最初の方に放棄した卵ならまだよいのですが、最後の方に放棄した卵となると、一か月どころか数か月が経過した卵となります。腐敗しやすい魔の真夏を経験した猛者なのです(>_<)
先ほど記載しましたが、卵の中にはガスがたまっている可能性があり、ちょっと衝撃を加えた拍子に破裂し、腐敗しきった中身が爆散する可能性があります!!
爆発に巻き込まれてしまったら、その日一日臭いが取れないだけではなく、触れた部分の皮膚はかゆくなり、一日の気力を根こそぎ持っていかれるでしょう・・・(';')


そのため、卵を割る際には完全武装で挑みます。


・・・爆発物処理中。

万が一爆発しても、水流で臭いや腐敗液を一瞬で連れ去ってくれるトイレでおこなっています。
卵の上にトイレットペーパーや新聞紙を被せた上で割る徹底ぶりです(^_^)b


なお、カメラマン(僕)はかなり距離をとりズームで撮影・・・

結果は・・・




無事爆発することなく割れました(^o^)

しかし、中は液状の卵黄のみでしたので、
残念ながら無精卵だったようです。

来年こそはかわいらしいヒナが生まれてくれるといいですね。
頑張れウィリアム!

来年に続く!


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