NPO法人 浜松市動物園協会 NPO法人 浜松市動物園協会
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哺乳網

有袋目

カンガルー科

クロカンガルー

クロカンガルー
分布・生息地 オーストラリア南部の低木林・森林
習性等 10~12頭の群れをつくり、夜間に採食して日中は熱暑をさけて休息する。前足に比べ後足と尾はよく発達している。ひととびで7~8m跳び、時速40kmで走るといわれる。
エサの種類 野生下では、イネ科の草、木の葉など。飼育下では、パン、リンゴ、人参、煮イモ、キャベツ、草食獣用ペレット、乾草など。
当園記事 ここ数年、毎年2~3頭ずつ繁殖

霊長目

キツネザル科

ワオキツネザル

ワオキツネザル
分布・生息地 マダガスカル南部の乾燥した木のまばらに生えた岩地
習性等 歩くときは長い尾を立てて、先をちょっと後方に曲げている。跳躍力があり地上をピョンピョン跳ねる。水を飲むときは犬のように舌でピチャピチャ舐める。
エサの種類 野生下では、果実、グリーンナッツ、バナナ、植物質、昆虫など。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、青菜、人参、パンなど。
当園記事 現在、1992年に入園した親と、その仔どもを飼育中。(H27年5月)

クロキツネザル

クロキツネザル
分布・生息地 マダガスカル北西部
習性等 雄と雌では毛色が異なり、全身が黒いほうが雄、雌は栗色またはオレンジ色で耳にある房毛は白くなっている。雌がリーダーシップをとり、5~15頭の群れをつくって樹上生活をする。
エサの種類 野生下では、果実、グリーンナッツ、バナナ、植物質、昆虫など。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、甘藷、青菜、人参、パンなど。
当園記事 2004年よりペアで飼育開始





オマキザル科

リスザル

リスザル
分布・生息地 コスタリカからパナマまでの中央アメリカ北部からボリビア、ブラジルに至る湿潤な森林。地域によるバリエーションも比較的少なく、学者により5種15亜種に分けることもあるが、最近では1種に統一する説が有力。
習性等 複雄・複雌の群れをつくり、群れの大きさは30~40頭。体の大きさに比較して大きな脳を持つことが知られている。昆虫食の傾向が強く、獲物を噛み砕くための鋭く幅の狭い歯と短く単純な腸を持つ。一見リスに似ているためリスザルという。時には100頭以上の群れをつくる。
エサの種類 野生下では、果物、昆虫が主食。時にはアマガエルや花を食べる。飼育下では、リンゴ、バナナ、甘藷、青菜、インゲンマメ、人参、パン、煮干、ゆで卵、ミカン、キャベツなど。
当園記事 社会性が強く、新しい個体を入れると群れ全体から攻撃を受ける。現在雄1頭、雌1頭を飼育中。

フサオマキザル

フサオマキザル
分布・生息地 南アメリカのウルグアイを除くアンデス山脈以東の亜熱帯林と熱帯林に分布。湿度が高く、標高の高い森林を好む。オマキザルの仲間は中央アメリカからブラジル南端までと広く、多くのバリエーションがあるが、最近は4種に分ける意見が有力。
習性等 群れは一般に小さく3~15頭位。昼行性。群れのメンバーは常に優位な個体を意識しており、それが自分をどれほど許容するかに応じて自分の位置を調整する。飼育下では、道具(石)を巧みに扱う頭の良いサルとして知られている。
エサの種類 野生下では、果物、昆虫、木の葉、種子、根、花、小動物など。飼育下では、リンゴ、甘藷、パン、ミカン、バナナ、人参、大根、青菜、トマト、煮干など。
当園記事 現在、雄1頭と雌3頭を飼育中。(H27年5月)

ジェフロイクモザル

ジェフロイクモザル
分布・生息地 メキシコからパナマまで、中央アメリカの森林。
習性等 森林の樹冠部に複雄複雌で15~25頭の群れをつくるが、主として2~8頭ずつに分かれて行動する。細長い手足と尾を使って枝にぶら下がる姿は一見クモを思わせることからこの名前がついた。尾の先端内側は、毛が生えてなく指紋によく似た尾紋がある。雄と雌は体の大きさがほとんど同じで、また雌には一見ペニスを思わせる長いクリトリスがあることから、雄と間違えやすい。
エサの種類 野生下では、果物、木の実、鳥の卵、昆虫など。飼育下では、青菜、人参、ミカン、リンゴ、バナナ、パン、ゆで卵など。
当園記事 現在のペアは2代目で、平成6年2月より今のペアで飼育。毛の色が黒っぽい方が雄の「トク」で、薄茶色の方が雌の「ナナ」





キヌザル科

コモンマーモセット

コモンマーモセット
分布・生息地 南米、ブラジル東海岸の森林
習性等 昼行性で樹上生活をしている。コモン(一般の、ありきたりの)の名の通り、かつてはペットとしてもてはやされていた。動物園などでもよく見られる種類で、耳にふさふさした毛があり、耳はこの毛で完全にふさがれている。2~13頭の群れで生活する。
エサの種類 野生下では、果物、昆虫、木の実、葉、鳥の卵、樹木やツタの新枝、樹液や樹脂など。飼育下では、リンゴ、煮甘藷、パン、ミカン、バナナ、ミルワーム、鳥ササミ、コオロギなど。
当園記事 1993年より飼育開始。現在は10頭を飼育。グリ(雄)とグラ(雌・故)がたくさんの子をもうけ、グリたちの子がさらに子を産み、現在3世代を飼育中。2016年8月31日には犬山からやってきたエム(雄)とグリの子であるイロハ(雌)との間に赤ちゃんが生まれ、元気に育っている。「飼育員オススメ!動物選挙」では見事第3位に輝いた。(H28.11.14)

クロミミマーモセット

クロミミマーモセット
分布・生息地 南米、ブラジル南東海岸沿いに広く分布。一部コモンマーモセットと重なっている。
習性等 昼行性で樹上生活。小さな家族単位の小群で行動し、小鳥のような声で鳴く。コモンマーモセットの耳の房毛を黒くしただけといった恰好だが、房毛は絵筆を耳に差したように小さく束になっている。
エサの種類 野生下では、果物、昆虫、木の実、葉、鳥の卵、樹木やツタの新枝、樹液や樹脂など。飼育下では、リンゴ、甘藷、パン、ミカン、バナナ、ミルワーム、鳥ササミ、コオロギなど。
当園記事 父と仔どもの雄3頭を飼育。2005年より繁殖あり。

ワタボウシパンシェ

ワタボウシパンシェ
分布・生息地 コロンビア北部からパナマ運河地帯
習性等 顔には毛がなく黒い。いかめしい顔つきをしており、真っ白いふさ毛が頭から頚部にかけてあり、まるで羽飾りをつけて正装したインディアンを思わせる。
エサの種類 野生下では、果物、花、植物の浸出液、動物(カエル、カタツムリ、トカゲ、昆虫)など。飼育下では、リンゴ、甘藷、パン、ミカン、バナナ、ミルワーム、鳥ササミ、コオロギなど。
当園記事 クリン(雄)とミルコ(雌)の2頭を飼育。(H28.11.14)

ゴールデンライオンタマリン

ゴールデンライオンタマリン
分布・生息地 ブラジル・リオデジャネイロ州の沿岸地方
習性等 昼行性で樹上生活をしている。キヌザルの仲間では最も大きく、全身赤みがかった金色の美しい毛で覆われ、頭から肩にかけてフサフサした毛がたてがみのようになっていて、まさにライオンを思わせる風貌をしていることからこの名が付けられた。顔には毛が無く、黒色をしており、尾は時には褐色や黒の斑点が見られることもある。一夫一妻型で、その仔からなる小群で生活し、樹間を活発に飛び回る。木の洞などを隠れ場としている。近縁種として、キンコシライオンタマリンとドウグロライオンタマリン(キンクロライオンタマリン)がいる。
エサの種類 野生下では、果物、種子、花、昆虫、カタツムリ、トカゲ、樹液、樹脂など。飼育下では、リンゴ、煮人参、煮甘藷、パン、バナナ、ミカン、ミルワーム、煮鳥ササミ、ゆで卵、ブドウ、コオロギなど。
当園記事 国内では唯一浜松市動物園のみで飼育している。現在雄3頭を飼育。





オナガザル科

ニホンザル

ニホンザル
分布・生息地 日本の森林(地上および樹上)に生息。世界で最も北(北限は青森県下北半島)に分布するサルとして有名。亜種にヤクシマザルがいる。
習性等 20~80頭くらいの群れをつくり、リーダーの統率下、採食地を巡って移動生活をしている。群れには、厳しい秩序がある社会構造があり、リーダー、サブリーダー、ワカモノ、雌と赤ん坊の階層がある。
エサの種類 野生では、果物、昆虫、若葉、穀類、小動物など雑食性。飼育下では、リンゴ、人参、食パン、甘藷、青菜、サル用ペレットなど。
当園記事 新園の開園(昭和58年4月)に併せて2~3才の個体を導入。毎年2~5頭の仔供が生まれている。

クロザル

クロザル
分布・生息地 インドネシア・スラウェシ島北東部
習性等 複雄複雌群をつくり、雄が群れ間を移動する。群れのサイズは約30頭。採食は樹上で行い、地上を移動する。
エサの種類 野生下では、果物、種子、植物質、昆虫、卵など。飼育下では、リンゴ、バナナ、甘藷、人参、パン、青菜、サル用ペレット。
当園記事 現在雄2頭、雌3頭の計5頭を飼育。フーバ(雄)にはアカネ(雌)とピースケ(雌)の2頭の妻がおり、2年前にそれぞれとの間に子供が生まれた。内弁慶なアオイ(雄)は強気な性格のピースケの子供で、好奇心旺盛なクリキントン(雌)は大人しい性格のアカネの子である。子供たちはいたずら盛りで、最近はフーバにちょっかいを出して怒られることもしばしば。子供たちは群れの中で社会のルールを学びながら、日々成長している。動きが活発であり、個体同士のかけあいが見ていて楽しい動物である。(H27.2.23時点)

シシオザル

シシオザル
分布・生息地 インドのデカン高原西側のガーツ山脈のゴアから、デカン半島南端のコモリン岬までの間に生息。湿潤な森林で生活し、主に樹上で活動するが、出角木に移動するときは地上を歩く。
習性等 毛は黒褐色で顔のまわりに灰色のタテガミのような長い毛が生え、ライオンのような顔を想像させる。尾の先端にもふさふさした毛があってこれもライオンの尾のよう。10~20頭位の群れをつくり広い地域を移動する。性質は荒々しく特に雄の犬歯は強大。
エサの種類 野生下では、雑食性(主として草食性)。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、青菜、人参、パン、サル用ペレットなど。
当園記事 現在、雄1頭と雌2頭を飼育中。(H27年5月)

ドグエラヒヒ

ドグエラヒヒ
分布・生息地 シエラレオネからウガンダ、ケニア、スーダン、エチオピアのサバンナ
習性等 10~100頭の群れをつくり、群れの構成は複雄と複雌(1:2:7)で、雄同士には明瞭な順位があるが、雌の順位は不明。群れの行動域は40平方キロメートルまでで一定しており、利用度の高い地域があり、コアエリアと呼ばれている。アヌビスヒヒとも言う。
エサの種類 野生下では、果実、葉、根、昆虫、小動物など。飼育下では、リンゴ、人参、甘藷、パン、バナナ、青菜など。
当園記事 現在雄1頭、雌1頭、こども1頭の計3頭を飼育。2015年9月9日にオスのライトとメスのアカリの間に待望の赤ちゃんが誕生。 この時、ライトは28歳、アカリは3歳となんと歳の差9倍のカップルであった。 ヒカリと名付けられた赤ちゃんはすくすく成長し、一年でかなり体が大きくなった。 しかし、朝と夕方の部屋移動の際にはまだお母さんのおなかに引っ付いて移動している。お母さんはとっても重そう・・・。 最近はお父さんやお母さんが以前ほどかまってくれないため、飼育員とよく遊んでいる。 しかし、以前に比べてだいぶ遊び方や力のかけ方が激しくなってきているため、けっこう痛い・・・。 お父さんのライトは臆病な性格で、おなかがゆるく、よくおなかを壊す。エサは豆系や菜物が好きで、ちまちま拾って食べる。 子供が出来てからは少しお父さんらしくなり、率先して家族の前にたつことも。 アカリはがめつい性格でライトのエサを横取りすることもしばしば。エサは大きいものとおいしいものが好き。 子供が出来て母性に目覚めたのか、警戒心が強くなった。最近は娘が台頭してきて立場が弱くなってきている。 写真は左からライト、ヒカリ、アカリ。(H28.11.14)

キイロヒヒ

キイロヒヒ
分布・生息地 タンガニーカ、コンゴ、アンゴラ、ローデシア、モザンビークのサバンナ、開けた森、半砂漠など幅広い生息環境に分布。サバンナにはこのキイロヒヒのほかにチャクマヒヒ、ギニアヒヒ、アヌビスヒヒ(ドグエラヒヒ)がいるが、これらを種として分けたり、亜種として分類したりする。
習性等 キイロヒヒ、チャクマヒヒ、アヌビスヒヒの社会構造はよく似ており、1つの群れに大人雄と大人雌も複数含まれる複雄複雌のグループをつくる。ギニアヒヒについてはよく分かっていないが、大差はないと考えられる。平均20~80頭の群れをつくるが、時には200頭を超える。
エサの種類 野生下では、果物、葉、根、昆虫、小動物、など。飼育下では、青菜、人参、リンゴ、パン、バナナ、甘藷など。
当園記事 現在1995年3月17日生まれのローザ(雌)を飼育。実は珍しい種で、国内ではほとんど飼育されていない。1頭での暮らしが長く、刺激がないためか弱々しかったが、マンドリルのヤスコ(雌)と同居するようになってからは活性が戻る。その後、マンドリルのジェナ(雄)も仲間入りし、まだ子供だったジェナを2頭で育てる。ヤスコが死亡した後も役目を引き継ぎ、ジェナを育て上げた。現在は務めを終えて隠居している。(H27.2.23時点)

マンドリル

マンドリル
分布・生息地 カメルーン南部、カボン、コンゴの多雨林に生息
習性等 10頭ぐらいの小群で暮らし、1~2頭の強大な雄に率いられている。性質は荒々しくまた注意深い。雄の鼻には赤い線がまっすぐ入り、その両側には6本の隆起があり青くなっている。雄の犬歯はヒョウに匹敵するほど強大。
エサの種類 野生下では、果物、種子、キノコ、根、昆虫、小動物など。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、青菜、人参など。
当園記事 2016年9月15日にジェナ(雄)とティア(雌)の間に待望の赤ちゃんが生まれた。 ティアは4回目の出産であったが初めてうまく子育てしている(なお、当園での出産は初)。 赤ちゃんはお母さんにしっかりと抱かれ、すくすくと成長している。(H28.11.14)

アビシニアコロブス

アビシニアコロブス
分布・生息地 東アフリカのエチオピア、ケニア、タンザニアからスーダン、ウガンダ、ザイールを経て中央アフリカ共和国、ガポン、コンゴ、カメルーン、ナイジェリアの内陸部にかけて分布。熱帯雨林からの湿地帯、河辺、山地林、疎開林など多様な森林に生息。水を飲んだり、土食いしたりするとき以外はめったに木から降りない。地域によりいくつかの亜種がある。
習性等 コロブスの仲間は4~5種類がアフリカに生息するが、このコロブスに共通している特徴として、手の親指を欠いていること、3室にくびれた大きな胃が発達し主食の葉を分解する消化機能を持つことである。10~15頭の群れで生活する。
エサの種類 野生下では、主食は木の若葉、特に成熟した葉や果実、花、種子など。飼育下では、リンゴ、バナナ、甘藷、青菜、人参、パン、サル用ペレット、樹枝としてシイなど。
当園記事 飼育頭数は雄1頭と雌1頭。繁殖は現在のところなし。

フランソワルトン

フランソワルトン
分布・生息地 ベトナム北東部、中国の広西チワン族自治区、貴州省に分布し、河川に面した険しい岩山や石灰岩山地の熱帯モンスーン林に生息する。
習性等 6~20頭の群れをなして森林の樹上にすみ、木からはめったに降りてこない。昼間活動する。全身真っ黒、頬ひげだけが白く、頭頂に毛が逆立っているのが特徴。別名「クロハザル」とも言う。
エサの種類 野生下では、この仲間は「リーフイータ」といい、木の葉や若芽、花などを食べる。飼育下では、リンゴ、人参、甘藷、パント、マトミカン、バナナ、大根、ゆで卵、樹枝、サル用ペレットなど。
当園記事 お父さん「アトム」とお母さん「モモ」、その仔ども達の計4頭を飼育中。(H27年5月)





テナガザル科

テナガザル

テナガザル
分布・生息地 マレー半島、スマトラ、ボルネオ南西部の森林の樹冠部
習性等 体毛色は変化にとみ、金色をまじえた明るい淡黄色。赤ないし茶のぶちなどがある。叫び声は、雄は低高2音の叫び声、雌は軽快な音声で、しだいに音程が高くなり、クライマックスで安定する。かなり気が荒い。一見シロテナガザルに似ているが、アジルは顔のまわりが白いだけで、手足は体色と同じ。テナガザルはすべて樹上生活への適応が著しく、めったに地上には降りない。またテナガ全種に共通して、おとなの雄、雌ペアとその仔供からなる平均3~4頭の群れで生活している。
エサの種類 野生下では、果物、木の葉、昆虫、卵など。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、青菜、人参、サル用ペレットなど。
当園記事 現在カプアス(雄)とラヤ(雌)の2頭を飼育。1975年4月に推定4歳で来園。30年以上連れ添ってきた老夫婦で仲がよい。その中で8回出産した。カプアスはおとなしいが、ラヤはとても元気で、歳を感じさせない俊敏な動きを見せる。(H27.2.23時点)





ショウジョウ科

スマトラオランウータン

オランウータン
分布・生息地 スマトラ、ボルネオの森林にすみ低地の湿地帯にいるが、150m位の高地にもすむ。オランウータンはボルネオオランウータンとスマトラオランウータンの2亜種に分けられ、当園はスマトラオランウータン。
習性等 長い腕で枝から枝へゆっくり渡り、枝をつかむために後ろあしも真横に広げることができる。活動は昼間行わない。夜は地上より8~15m樹上に70~80cm位の巣をつくって休み、巣は1回しか使わない。雌は仔供と暮らすが、雄は1頭で暮らす。オランウータンとは現地で「森の人」を意味する。成熟した雄は、こめかみから頬にかけて脂肪でできた独特の「頬だこ」が顔のまわりに張り出し顔を大きく見せている。また雄はのどの共鳴袋をふくらませて1~2分間続く大きな声を発する。
エサの種類 野生下では、木の葉、種子、果実(特にドリア、マンゴー)などのほか、ハチ、シロアリなど昆虫、鳥や小型の哺乳動物を食べることもある。飼育下では、バナナ、リンゴ、甘藷、人参、青菜、パン、ミカン、大根、玉ネギ、セロリ、ヨーグルト、ゆで卵、牛乳、煮干、樹皮など。
当園記事 雄「バリ」は2003年3月、日本モンキーセンターから来園。運動場で草をむしったりジャングルジムに登ったりしてよく遊ぶ。雌「ムカ」は1983年3月名古屋市東山動物園から来園。とても神経質で、何かに驚いたり不安を感じたりすると部屋に入ってくれないこともある。

チンパンジー

チンパンジー
分布・生息地 西アフリカ、ウガンダ、タンガニーよりカブーン、カメルーンを経てガンビアまで分布。一般に森林に棲むが、タンザニアの一部にはサバンナに棲んでいるものもある。地域により3ないし4亜種に分けられる。
習性等 数頭から20頭くらいの小群で生活し、1~2頭のリーダー格の成獣の雄と数頭の雌と仔供たちからなっている。昼間活動し、夜は地上2.5~3mの高さに寝るための巣をつくる。巣は一晩使われるだけ。採食や休息のために樹上に上ることも多いが、移動は地上が主。知能程度は高く、動作は活発で物覚えがよい。
エサの種類 野生下では、果物、木の葉、種子、樹皮などの植物質の他シロアリなどの昆虫、卵、肉なども好んで食べる。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、青菜、人参、パン、白菜、玉ネギ、セロリ、ミカン、パイナップル、ダイコン、煮干、ゆで卵、ヨーグルト、牛乳、樹枝など。
当園記事 現在、雄2頭・雌1頭の計3頭を飼育。雄「ジョニー」は1986年10月、推定5才で入園。雄「ジュン」は1999年6月25日、本園生まれで「ジョニー」の息子。人工哺育で育つ。雌「チーコ」は最古参で1980年9月、推定1才で入園。

ローランドゴリラ

ローランドゴリラ
分布・生息地 西アフリカ(ナイジェリア、カメルーン、赤道ギニア、ガボン、コンゴ、アンゴラ中央アフリカ、ザイール西部)の常緑樹林に生息。その他にザイール、ウガンダ、ルワンダ三国にまたがる標高3000mのヴィルンガ火山帯の山地林に生息するマウンテンゴリラとザイール東部の低地常緑樹林に生息するヒガシローランドゴリラの2亜種。
習性等 現生霊長類中、最大の体を持ち、強大な雄(シルバーバックと言う)に率いられ、雌や仔供からなる2~35頭の群れで行動する。完全な採食主義者。夜は巣をつくりその上で眠る。シルバーバックが行うモックチャージ(突進)、ドラミング(胸たたき)など派手なディスプレイは群れを外敵やよその群れの雄から守るために行う。仔供たちは成熟すると雄も雌も群れを離れる。身体つきや力の強さ、派手なディスプレイなどから凶暴なイメージもあるが、普段の社会交渉は穏やかで神経も細かい。飼育下での繁殖はなかなか困難。
エサの種類 野生下では、ゴリラは3亜種ともほとんどが植物食の傾向が強く、草の葉、低木、つる草などを食すが、地域によって果実があるところは好んで利用する。シロアリやアリなどの昆虫も食べる。飼育下では、リンゴ、バナナ、煮甘藷、青菜、人参、パン、甘かん、白菜、玉ネギ、セロリ、ミカン、パイナップル、ダイコン、煮干、ゆで卵、ヨーグルト、牛乳、樹枝など。
当園記事 ショウ(雄)1976年生まれ(推定)。1982年4月に和歌山県アドベンチャーワールドより入園。

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