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スタッフ日記

2010年 7月 12日
「ナイトZOOのみどころ」

毎年好評を頂いているナイトZOOを、今年も開催します!

開催概要はこちらをご参照ください。

夜、動物園に見学に来てもらいたいのは、なぜだと思いますか?

理由は、昼間とは違う動物の姿が観察できるからです。
特に、「夜行性」という、夜に活動する動物たちに会いに来てもらいたいと思います。

まず注目してほしいのは、カンガルーやワラビー、ヤマアラシ、ビーバーです。彼らは、夜に活発に活動します。カンガルーは昼間は、寝ころんでいることが多いですし、ビーバーは巣穴の中にいて姿が見えないことがしょっちゅうです。また、ヤマアラシは今年から新しく展示をしていますので、夜の姿をみなさんに見て頂くのは初めて。夜は元気に動き回っています。ぜひ観察してください。

元気にエサをもらうビーバー


夜行性の猛獣もぜひ観察してもらいたい動物です。クロヒョウ、ユキヒョウ、オオカミなどの目は、夜、光ります。とっても怖いですね。夜の暗い中、生きていくために狩りをする…そんなことを想像してみてください。

夜のユキヒョウ


ホッキョクグマ舎では、今年は、北極の百夜(びゃくや)を再現したシーンのなかでホッキョクグマを展示します。ホッキョクグマのふるさと北極では、夏の間太陽が沈みません(=白夜。夜の間もうっすらと明るいままなのです)。ジェイソンが亡くなってしまい、ひとりぼっちになってしまったバフィンに、ぜひ会いに来てください。バフィンも喜ぶと思います。

一昨年のナイトZOOのようす


そして、浜松市動物園のアイドル、ゴールデンライオンタマリンにも注目です。小型サル舎のライトアップにより、タマリンたちのエサとなる虫が集まってきます。タマリンたちが檻から手を出して虫を捕まえて食べる姿が見られるチャンスです。動物園では通常エサを与えていますので、彼ら自身がエサを取って食べる姿は大変貴重です。

このように、昼間とはひと味もふた味も違う動物たちに会うことができます。観察する側のみなさんにとっても、日差しがなくて比較的涼しい夜の来園はお勧めです(虫よけ対策は十分してきてくださいね!)。


最後にお勧めしたいのは、20時からの動物園てんぼう広場から見えるパルパルの花火です。浜名湖の向こうにあがる花火はなかなか見もの。園内一周のあとに一息ついてみてはいかがでしょうか?

では、ナイトZOOでお会いしましょう!

(下)浜名湖の夜景


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